よろず相談所 税理士法人 L&Cアシスト
企業が滞りなく借入金を返済していても、なぜ金融機関は、毎年、決算書の提出を求めるのでしょうか。
それは、金融機関の主要資産が融資先企業への貸出金だからです。
金融機関は、貸出金が企業の事業活動に正しく使われ、きちんと返済されるかを決算書によって確認することで、自行の資産保全を図っているわけです。
また、融資先の財務データを常に把握できれば、追加融資や業績向上支援に即座に対応が可能になります。
企業は、積極的に金融機関へ、決算書や月次試算表を提供し、金融機関との対話を深めることで、信頼性が高まります。
取引や請求期間が10月1日をまたぐ場合、適用する消費税率に注意しましょう。
中小企業が売上・利益を拡大するには、小さな市場であっても、自社の商品・サービスにおいて、市場占有率が1位になれる商品をつくることです。
そして、1位の優位性を高めていくことで、売上、利益の拡大につながっていきます。
弱者の戦略(5)「市場規模が小さな商品に力を入れよ」は、市場規模が小さい商品だけでなく、特徴がある、強い競争相手がいない、同業者が見落としている、大企業が手を出さない、などの商品もあてはまります。
弱者の戦略(6)は「商品の範囲を狭くし、経営力の分散を避けよ」です。
競争条件の不利な会社が、商品・業種、営業地域や、業界・客層を広げすぎると、経営力が分散して、かえって業績を悪くします。
いかに、経営力を集させることができるかが大事になります。